母子家庭でも奨学金で大学に進学できるかな 返済不要の奨学金とは?

札束と卒業の帽子大学受験

シングルマザー8年目のうれしがりこです

一人娘をつれて家を出て7年が経ちまして、小5だった娘も高3です。

卒業後は大学進学を希望しています。

問題は大学進学の資金繰り。大学4年間の学費はどうしましょう

思いつくのは奨学金ですよね。

返済不要の奨学金で大学に進学することはできるのでしょうか?

 

大学に進学したいけど 奨学金ってどんな種類があるの?

母子家庭 奨学金 本とりんご

「奨学金をもらって大学を出た」なんて、聞いたことはあるけど奨学金ってどうやってもらうの?どこに申込むの?実はよく知らなかったりします。

 

 

うれしがりこ
うれしがりこ

奨学金って種類があるのかしら?

 

奨学金は返済方法によって大きく2種類

1.返さなくていい奨学金 給付型奨学金
2.返済が必要な奨学金 貸与型奨学金

 

返済不要の給付型奨学金はお金に余裕のない母子家庭にとってはとっても魅力的ですね。資金が無いけど大学に行きたい学生にも希望の光。貸与型の奨学金はいわゆる借金ですよね。できれば借金はしたくないけど返済不要な奨学金だけじゃ足りないのか。詳しくみてみましょう。

 

日本で一番有名な奨学金制度 日本学生支援機構の奨学金

 

日本で一番有名な奨学金は国が運営する奨学金制度【日本学生支援機構(JASSO)の奨学金】

毎年100万人以上の学生が利用しています

日本学生支援機構の奨学金制度は4種類

   ①給付型奨学金制度(返す必要がない奨学金)最高月額50,000円

 ②貸与型奨学金制度 第1種奨学金(利子のない借金) 最高月額64,000円
 ③貸与型奨学金制度 第2種奨学金(利子のつく借金 最高月額120,000円
 ④貸与型奨学金制度 入学時特別増額 最大50万円

※自宅通学か自宅外通学か、国公立か私立かで貸与月額が変わります

 

①の給付型奨学金は返す必要はありませんが、世帯年収など条件があります。条件に当てはまるかどうか日本学生支援機構のHPで簡単にシミュレーションで確認できます

②〜④の貸与型では利息がつくものとつかないものがあります

②の第1種奨学金は無利息の貸与型奨学金 収入により上限があるけれど、利子がつかない分、他の奨学金より先に検討したいところ

③の第2種奨学金は利息はつきますが上限利率が3%なので他のローンよりも負担が少ない

入学時特別増額貸与奨学金は、入学初年度のみ特別に一時金を上限50万として借りることができる奨学金です。初年度は入学金の支払いもありますし、入学の準備にもなにかと物入りですよね

 

母子家庭のわが家の奨学金シミュレーションの結果

JASSOのHPで給付型奨学金、貸与型奨学金それぞれの貸与金額が簡単にシミュレーションができます。家族構成、給与所得金額、税区分、進学先(国立/私立)、通学方法(自宅/自宅外)などを入力します。

 

わが家の結果は

①給付型は満額の3分の1の支援が受けられるということで 月額12,800円給付

②給付奨学金に加えて第一種(無利子)の貸与を希望する場合は月額21,700円まで貸与を受けることができると出ました

ということは、給付型12,800円と第一種(無利子)貸与型21,700円と合わせて月額34,500円になりますね

※シュミレーション結果はあくまで参考なので実際の給付金額との差異がでることもあります

 

私立文系の授業料+諸経費の平均は年93万
12ヶ月で割ると月額77.000円になります

 

にこ
にこ

全額を奨学金で賄うとしたら、ぜんぜん足りない

そうなると第2種(有利子)の奨学金または教育ローンが必要ということになります

いくら借りるか?家族会議が必要です。

日本学生支援機構の奨学金は高校在学中に申請する

日本学生支援機構の奨学金は「予約採用」といって高校3年生に通っている学校から申込みします

 

 

うれしがりこ
うれしがりこ

予約採用?

 

進学する大学が決まる前の高校在学中に奨学金の予約をするので

「予約採用」というのです

 

高校3年の5月頃に案内が来ました。まだ具体的な進学先が決定していなかったのですが、あとで変更・キャンセルが可能ということなので、予約採用の時には給付型と貸与型の両方申込みしました

給付型奨学金以外は借金ですので、できれば返済不要の奨学金だけで大学進学の費用が補たらいいのですが、給付型は支給額に上限があるので大学の学費がすべて賄えない場合もあるため、とりあえず貸与型も申請しました。

それでも足りない場合は進学ローンを借りる必要もあります。お金はあればあったほうがいいですが、奨学金といっても給付型奨学金制度以外はすべて借金!返済のことも考えておかなくちゃいけませんね

 

にこ
にこ

奨学金が返済ができず苦労してる人がいるって社会問題にもなってるね

うれしがりこ
うれしがりこ

奨学金が返済できずに自己破産なんて暗い話題も聞くしね

 

返済のイメージですが、例えば 利息なしの第一種を月5万借りたとしたら、4年間で240万の借金です。返済は卒業してからですから、月2万づつ返済したら10年→返済完了するのは32歳ということですね。

これに利息がついたらもっと返済額が増えるということですよね。未来の自分に借りを作ることになるので、借りる額も慎重に検討してしなければです。

 

「予約採用」は進学前の申請ですが、大学進学後に申請する「在学採用」もあります

 

大学独自の奨学金はほとんどが給付型

差し出された子供の手

大学には大学ごとにそれぞれの奨学金制度があります

そして大学独自の奨学金はほとんどが返済不要の給付型です

 

 

にこ
にこ

奨学金て成績優秀な人だけがもらえるんじゃないの

 

奨学金って聞くと学力優秀な人、特待生ってイメージが強いですが,大学独自の奨学金制度には 人物・学業共に優秀な学生を対象とするものと経済的理由で修学困難な学生を対象とするものがあります

わが家のような母子家庭だったり、そのほかの経済的な理由で就学困難な学生を対象にした奨学金もあるんです

大学の数だけ奨学金の数があるってくらいにいろんな奨学金があるので、行きたい学校が決まったらまずはググってみるのがいいです。ネットからでも簡単に資料請求できます。

 

大学独自の奨学金の基準はあるの?

返済不要の奨学金の対象は、各大学によってそれぞれで明確な基準は言い切れませんが、基本的な奨学金の審査基準は、家庭の収入と学生の成績です。

 

たとえば明治大学の場合

入学試験出願前に採用が決定する返済不要の給付型奨学金学があります 2つほど紹介すると
1.明治大学給付奨学金[おお明治奨学金]は返済不要の奨学金で授業料年額の2分の1相当額が減免
出願には世帯年収と学力の条件があり
→家族住所が首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の場合は給与所得世帯400万円以内
→家族住所が首都圏以外の場合は給与所得世帯600万以内
→かつ高等学校での評定平均が4.0以上
2.明治大学特別給費奨学金(返済不要)
授業料年額相当額が給付されます 受給資格は入試成績が特に優秀な者です。
 
かなりの狭き門ですが、全額免除ですよ!採用の人数は非公開ですが選ばれたら本当に助かりますね
うれしがりこ
うれしがりこ

入学前に奨学金の採用が内定すれば学費の心配をしないで受験することができるね

 

そのほか入学後に出願できる奨学金も多数あります。入学後は奨学金センターを要チェック!

とにかく奨学金の対象条件は大学ごとで違うので、行きたい大学、気になる大学は直接奨学金センターに問い合わせしてみましょう

上位入学者は奨学金がもらえる可能性大ですから、お金がない、でも本気で大学に行きたい!という場合は上位で入学出来る大学に進路を決めることもありですね。

 

民間団体の奨学金

 

民間団体の奨学金もたっくさんあります!財団法人・公益法人・民間企業の奨学金は本当に多種!大学ごとに様々な奨学金があるので大学の奨学金センターで探してみてください

 

民間団体の奨学金は給付型がほとんどで、金額も大きいものが多いです。申請の資格として、成績優秀、品行方正であることなどを求められることが多く、面接などもあります。大学で何を学びたいか しっかりと強い意思を持ってチャレンジしたいですね

 

団体によっては複数の奨学金を受けることを許可していないところもあるので注意!

まとめ

大学に進学する学生の約半分が何らかの奨学金制度を利用していると言われています。奨学金には給付型と貸与型があって、給付型は返済不要、貸与型は返済が必要。母子家庭でも大学進学の希望が叶えられる返済不要の給付型奨学金も種類が増えています。

奨学金には国の奨学金、大学の奨学金、民間団体の奨学金がある

  • 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は返さなくていい給付型と返済が必要な貸与型がある
  • 大学独自の奨学金 大学独自の奨学金は給付型が多い 
  • 民間団体の奨学金 給付型がほとんど

奨学金制度には、

1.人物、学業ともにに優秀な学生を対象とするものと、

2.経済的理由で修学困難な学生を対象とするものがある

経済的に余裕がない母子家庭でも給付型の奨学金をうまく利用することで大学進学のハードルは一気に下がります。「うちは母子家庭でお金がないから進学できない」とあきらめてしまう前に奨学金の検討をしてみましょう!貸与型の場合は卒業後の返済のイメージも必要です。

そして大学での学びを生かして、次世代の若者にも学ぶチャンスを与えられる人になれたらいいですね。

 

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