私立大学の入試一般と推薦でどんな種類がある?推薦入試はお薦め?

大学大学受験

私立大学の入試一般と推薦それぞれどんな種類がある?推薦入試はお薦め?

大学

 

 

都内の私立高校に通う娘ちゃんは、高校卒業後の進路は私立大学への進学に落ち着きましたが、実は高校3年になるまでは大学受験についてあまりよくわかっておらず、いろいろ後悔、反省があります。大学入試って本当に色々な種類、方法があるんですよね。

大学には国公立大学と私立大学とあるけど、国公立だと学費が安くて家計に優しい。でも偏差値が高くてわが家の場合は無理そう。そうなると私立大学ってことだよね。それくらいの認識でした。

そんな無知な私たちをよそに、高校3年になって見ると周りはAO入試、推薦入試でどんどん進路が決まっていきました。

 

にこ
にこ

大学入試には一般と推薦があるとは知ってたけど

まわりは推薦入試の人が多くてびっくりしたよ

 

第一志望の大学が指定校推薦に無く、推薦入試の準備もまったくしていなかった娘ちゃんは一般入試を決意!受験勉強に突入しましたが、推薦入試・AO入試で進路が決まったクラスメートたちが楽しく遊び始めた頃ちょっと後悔したりもしました。

 

にこ
にこ

みんな最後の高校生活を思いっきり楽しんでたよ

 

高校1年、2年の時にもっと情報を集めていたなら違った入試方法を選んでいたかもしれません。そんな我が家の失敗?を振り返りつつ私立大学の入試方法にはどんな種類があるのかまとめてみました。

 

 

大学の入試は大きく分けて3種類

  • 推薦入試
  • AO入試
  • 一般入試

実は私立大学の入学者の半数以上は推薦入試やAO入試で入学している

教室、積まれた本

文部科学省の「平成30年度国公私立大学入学者選抜実施状況」によると、私立大学入学者のうち、一般入試を利用した人の割合が47%だそうです。ということは私立大学の入学者の半数以上は推薦入試やAO入試で入学しているということです。

私立大学の推薦入試について それぞれ詳しくみてみましょう

大学入試の種類】推薦入試とは

推薦入試は大きく分けて3種類

  1. 指定校推薦
  2. 公募推薦
  3. 自己推薦

推薦入試は原則学校長の推薦を受けることで受験できる入試。学力試験よりも面接や小論文、志望理由、課外活動、評定平均などが重視されます

それぞれ詳しくみてみていくと

1.指定校推薦とは

指定校推薦は大学の指定した高校の生徒でなければ受験できません。高校ごとに推薦枠があって、その推薦枠をめぐって、学業成績などを基に校内選考が行われます。校内選考を通れば、ほぼ確実に合格が決まる制度です。

在籍している高校がどれくらい「指定校推薦枠」を持っているのか?はたまた自分は指定校推薦を取れる資格があるのか?気になりますよね。自分の行きたい大学の学部での指定校枠があればチャンスです!辛い受験生活を送らずに合格を手に入れられるんですから。どこの大学のどの学部の指定枠があるのかいつ頃わかるのでしょう?

 

にこ
にこ

夏休み前の三者面談の時に初めて指定校一覧を見せてもらえたよ

 

 

高校によって指定校推薦枠の発表の仕方が違うようですが、娘ちゃんの通う高校では夏休み前の三者面談の時に一覧表を見せてもらえました。だいたい7月頃にならないと指定校枠は確定しないようです。前年あった指定校が次の年にもあるかどうかはその時期にならないとわからないのです。

 

指定校推薦を取れるかどうかはほぼ成績(評定平均)で決まります。評定平均とは高校1年から高校3年の1学期までの評価の平均です。評定平均3.8以上とか、大学によって基準があります。そのほか、模試の成績を見られたり大学によって条件は異なります。

 

大学からの条件に当てはまっていても、人気の大学は1つの指定枠に何人も希望者が殺到することになり、校内選考で争うことになります。そうなると大学の基準を満たしていたとしても評定平均の高い方が有利となります。

 

今年は残念ながら、娘ちゃんの希望の大学の学部の指定枠がありませんでした。大学は違うけど希望の学部の指定枠があって少し迷いましたが結局指定校は出しませんでした。あくまでも行きたい大学重視で一般受験を選びました。

 

で、実際蓋を開けてみると一般受験の女子はクラスでなんとひとり!

 

にこ
にこ

一般受験がこんなに少ないなんて〜

 

やっぱり指定校推薦を出しておけばよかったのかな・・・なんて心が揺れましたね

 

でも、迷った大学の指定校枠にはクラスで2番目の成績の生徒が決まってました。娘ちゃんが指定校の希望を出していたとしても校内選考には通らなかったと思います

 

ワンコ
ワンコ

いろんな駆引きが必要だわん

2.公募推薦とは

学校長の推薦があって、大学が指定する出願資格をクリアすれば誰でも出願することができるのが公募推薦です。指定校推薦のように、校内選考は無いです。ただし指定校推薦とは異なり、必ずしも合格できるとは限りません。

選考は、書類審査・小論文・面接が中心。学科試験は課されない場合が多いですが、小論文や面接の口頭試問で基礎学力を問われる場合もあります

平均的なスケジュールは10月に出願、11月に試験、11〜12月に合格発表

3.自己推薦とは

高校の推薦が不要な推薦 志願書、自己推薦書、課題論文の提出で合否が決まる推薦入試。

 

大学入試の種類】AO入試とは 

AO入試ってよく聞きますけどどんな制度なのかよくわかってなかったりします。

AOは入学事務局を意味するアドミッション・オフィス(admissions office)の略です。適性や能力、意欲関心を重視。学力試験を課さず、志願理由書、高校での活動内容、小論文などの提出書類と面接で人物を評価する入試です。もっとも早い時期から選考が始まり、出願は8月1日からで、9月から10月がピーク。試験は8月から11月末にかけて行われ、結果は早いところは8月中にでるところもある。

 

AO入試を実施している多くの大学では、1次試験で課題を課して選抜を行い、その上で面接を行って合否を決める方式が取られています。中には事前に提出した研究を元にプレゼンテーションしたり、グループディスカッションを行なったりすることもあリます。自己アピールがとても重要です。

 

我が家もAOに挑戦も考えましたが、小論文が得意ではないことと自己アピールが苦手なためAOは見送りました。高3までなにも準備をしていなかったので、AO入試のための小論文・面接などの準備に時間が取られると、一般受験に向けての学習時間が削られることになります。小論文が得意であればAO入試もありでしたが、残念ながらそうではなかったので二兎を負わず一兎に集中することにしました。

推薦入試・AO入試のメリット、デメリット

大学に入学する学生の半数以上が何らかの推薦入試で合格しているということだけど、デメリットもあるんでしょうか

私立大学の推薦入試・AO入試のメリットは

  • 高校生活全体を通した学力以外の面を見てもらえること。例えば生徒会、部活動、課外活動など多面的な部分で評価してもらえること
  • 合格が早く決められること早いところは8月中に結果が出る大学もあります。 

にこ
にこ

夏休み明けには進学先が決まってた友達もいるよ

私立大学の推薦入試・AO入試デメリットは

  • 大学入学後の学力の差、早期に合格が決まるのでギリギリまで勉強し続けた一般受験組との学力の差がでると言われています。とは言っても入学取消とかはないので、自主学習をかねて資格をとるなど何かしら勉強を続けているといいですね。
  • 落ちた時のダメージが大きい、推薦が決まらなかった時は一般受験へ切替えなくてはいけません。立ち直りが遅いとそれだけロスになりますので一般受験への切替が出遅れることになります。結果が出るまでは一般受験も想定して勉強を続けるべきです。

私立大学推薦入試を選ばなかった我が家の反省

自分を信じよう

 

大学の推薦入試について詳しくみてきましたが、結局わが家の場合は一般入試を選びました。クラスの仲間たちが指定校推薦、AO入試などを利用して早々に進路を決め、最後の高校生活をenjoyしまくる中、少数派の一般入試組はひたすら勉強です

にこ
にこ

18年の人生で一番勉強したわ〜

 

最初に希望の大学からの指定がなかったため 一般受験を選びましたが、指定校がないなら他の推薦の準備をしておけばよかったと後悔したりします。

AO入試はいろいろ準備も必要ですが高校1、2年の時に準備を始めていれば間に合ったかもしれません。大学によって選考形態が様々なので、オープンキャンパスなどに行ってどんな選考方法なのか情報収集すべきでした。

どの大学に行くのか、何を目指すのか、未来のビジョンがはっきりしている人は結果が出やすいです。なぜなら早く準備に取りかかれるから。あとは学力考査がないからと気を抜かず評定平均もあげておくべき。評定平均は高校1年からの成績の平均になるので積み重ねが大事!

それと、部活・生徒会・ボランティアなど打ち込めるものがあったほうが有利だったりします

 

 

推薦入試を選ぶなら準備は早めに!

まとめ

私立大学の入試は 1.推薦入試  2.AO入試   3.一般入試の大きく3種類

私立大学の入学者の半数以上は一般受験以外の方法で受験している

 

 推薦入試を考えているなら準備は早めにすべき!!

 

1.推薦入試はさらに3種類

▪️指定校推薦 ▪️公募推薦 ▪️自己推薦

個別試験がなく志願書、面接、などで合否が決まります。自分をしっかりアピールできることが大事。また評定平均が高ければ高いほど選択肢が広がります。出願は秋から。

 

2.AO入試

志願書、小論文、4年間の学習計画、面接など特別な準備が必要だけど学力考査ではなく人物を評価してもらえる。特殊な準備が必要になるので時間が取られるため、早めに準備するのがお勧め。通常の推薦入試と同様「専願」合格したら必ず入学することになるので第一希望校のみ出願。出願の時期は夏から。

 

3.一般入試は3種類

▪️センター試験利用 ▪️個別試験入試 ▪️全学部入試

一般入試は学力検査重視、そのまま点数で評価されるので高校時代の成績が悪くても一発逆転の可能性があり。その代わり高校3年生の春まで長い戦いになります。出願は1月から3月。

 

大学入試で推薦をもらうには、評定平均がモノを言うので高校1年生から対策すべし

 

ここでは私立大学の主に推薦入試の種類について簡単にまとめてました。推薦入試同様に一般入試も多種多様で複雑です。次は一般の入試についてもう少し詳しくまとめたいと思います

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