日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の採用候補者決定の通知を受け取り、無事に給付奨学金の奨学生に採用されたことがわかりました。合わせて授業料・入学金の減免が受けられることになってホッと一安心ですが、さて、次はどうしたらいいのでしょう?
入学後の手続きとして「進学届」なるものを提出しなければいけないようです。
奨学金2020 入学後の手続はまず進学届の提出
JASSO(日本学生支援機構)からの冊子によると
1.進学したらすぐに手続き開始!
- 授業料・入学金の減免
▷進学先の学校に【授業料・入学金の減免の申請書】を提出
- 給付奨学金
▷【進学届】をインターネットで届出
▷自宅外から通学する場合は【賃貸借契約書のコピー】を提出
期限までに手続しないと支援が受けられなくなるので速やかに手続きしましょう
それぞれの手続きの方法や時期は学校によって異なるので進学先の学校に確認しましょう
さて、進学届とは何でしょう?
進学届とは?
予約採用で奨学生採用候補者決定しただけでは奨学金は支給されません。対象となる大学等に進学したことを届出する必要があります
届出といってもインターネットでの入力になります
進学届けって何が必要なの?
大学によって、提出の時期、方法が違うようですが、ここでは我が家の場合で説明していきますね。
参考までに必要といわれた書類は、
- 採用候補者決定通知、
- 進学前準備チェックシート、
- 本人通帳のコピー、
- 学生本人の「住民票」※予約採用の際にマイナンバーを提出している場合は不要
大学によっては提出しなくてもいいものもあるようなので、在学の学校の指示に従ってください
進学届提出までの流れ
給付奨学金の対象となった我が家の場合の手続きの流れ
1.まずは以下の書類を簡易書留で郵送しました
①日本学生支援機構(JASSO)が発行した「令和 2 年度大学等奨学生採用候補者決定通知(進学先提出用)」のコピー
②「2020 年度入学者用奨学金採用候補者決定通知書等 提出用台紙」
③「大学等における修学の支援に関する法律による授業料等減免の対象者の認定に関する申請書」
※②と③は学校からのメールに添付されてきたものをプリントアウトして記入して提出しました
2.ユーザーIDとパスワードを受け取る
郵送した書類を確認後、大学からユーザーIDとパスワードが発行されました
そのIDとパスワードでログインして進学届けの入力です
3.まずは進学届入力下書き用紙に記入
入力の項目を確認しつつ下書きを完成させます。下書きだからと行って端折ってはいけません。この後のインターネットでスムーズに入力するために不明なところはしっかり確認してきっちり記入しましょう
進学届入力下書き用紙は学校からもらった書類の中に入っていたけど、ダウンロードして記入してくださいと指示されるところもあるみたい
4.進学届を提出(インターネット入力)
進学届はインターネット入力です。
進学届け提出用ホームページアドレスにアクセスして進学届入力下書きに沿って入力します。入力画面は8画面あって、それぞれ1画面が30分以内に入力しないとタイムアウトになって、最初からやり直しです。サクサク入力できるように準備しましょう
5.書類の提出
インターネットでの進学届の提出(入力)が終わってもまで手続きは完了じゃないです
以下の書類を提出します
1.大学等奨学生採用者決定通知【進学先提出用】※先に提出したのはコピーでしたが今回は本物
2.入学時特別増額貸与奨学金に係る申告書→入学時特別増額貸与奨学金を申込んだ場合
3.自宅外通学であることの証明書類→給付奨学生で自宅外通学の場合
我が家は予約採用の申込の時には貸与奨学金と入学時特別増額貸与奨学金も申込みしていましたが、今回は給付奨学金のみでやりくりしてみることにしたので貸与奨学金と入学時特別増額貸与奨学金は辞退しました。
進学届入力時の注意事項
提出期限厳守!そして慎重に
提出期限内に入力が終わらないと辞退と受け取られてしまいますので、提出期限を守りましょう!だけど、進学届は一度提出すると再提出ができません。誤った情報を入力してしまうと奨学金が受けられなくなる可能性もあるので慌てず慎重に記入しましょう
学生本人名義の口座の開設しておこう
一応本人名義の口座はありましたが、アルバイトの給料振込み口座として使っていたので奨学金用に新しく口座を開設することにしました。
バイト代とは別にして使わないようにするわ
奨学金手続きで我が家の失敗したこと
●インターネット出願時のミス
インターネット出願時に<給付奨学金の候補者に決定している、または申請中>というチェック項目があったらしいのですが、すっかり見落としてしまい、ノーチェックで出願してました
合格が決まって、さあ入学手続きだ!という時に発覚しました
入学手続きの説明書をよく見ると、入学金・前期授業料・施設設備費・教育充実費などの諸経費が、給付奨学金に採用決定者の振込額は減免分を相殺した金額になるので通常とは別の振込用紙があるとのこと。手元には通常の金額の振込用紙しか届いてません
えっ⁉︎そんなのどこにあるの?
インターネット出願時に<給付奨学金の候補者に決定している、または申請中>にチェックを入れていないので減免前の振込用紙しかないのでした
そしてなんと!なんと!支払いの期日が翌日までの猶予しかないではありませんか
それは我が家は補欠合格で合格決定したので結果が出るのが遅かったため、通常はもっと余裕のある期限です。焦りました。でも、すぐに事務局に電話しましたら、迅速に対応していただき事なきを得ました
そそっかしい親子だわん
●新規口座を開設で、学生証では身分証明証と認められず出直すことに
銀行口座を新規解説するのに緊張してしつつ銀行に出向いた娘ですが、「本人確認の書類」が揃わず出直すことになりました。ちゃんと下調べをしなかったのが悪いんです。
写真つきの身分証明証は学生証でOKでしょ
と勝手に思い込んでました
結局パスポートを持って出直して無事に口座を開設することができました。運転免許証もない、マイナンバーカードもない、パスポートもないという場合は 母子健康手帳と住民票の写しと2つ合わせると身分証明証としてくれるそうです
なんだ!わざわざ行かなくてもアプリで出来たんだね
●保証人が条件外だった事実をあとで知った
返済が必要な奨学金を借りる場合は保証人が必要になります。我が家の場合、保証人は離婚した夫に頼むつもりでいましたが 離婚した夫(または妻)は4等身以外になるそうでJASSOの奨学金の保証人の条件から外れていました!
ホントに慎重さに欠ける親だワン
保証人をお願いする人が条件に当てはまっているかもしっかりチェックしましょう
保証人の条件
1.奨学生本人および連帯保証人と別生計であること。
2.奨学生本人の父母を除く、おじおば・兄弟姉妹等の4親等以内の親族であること。
3.返還誓約書に印字の誓約日時点で65歳未満であること。また、返還誓約書の提出後に保証人を変更する場合、その届出日現在で65歳未満であること。
引用元https://www.jasso.go.jp/shogakukin/taiyochu/henkan_seiyakusho/henkan_seiyakusho_22.html
結局、我が家は給付奨学金のみでやりくりしてみることにしたので、入学時増額一時金、貸与奨学金は辞退しました。なので保証人の必要がなくなりましたが、そのまま元夫を保証人にして書類を提出していたらアウトでした。危ないところでした。
そして無事に振込まれる
いろんなことをクリアしつつ奨学金の手続きを済ませましたが、きちんと出来たかな?モレはないかな?と実際に振込を確認するまでは不安でしたが、5/18(月)に4月分、5月分の2ヶ月分が無事に振込されました
振込日は進学届の提出日によって違うようです
JASSOのHPに振込日カレンダーがあります
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/furikomi_bi.html
油断禁物!まだ手続きは終わりじゃない、返還誓約書(借用証書)の提出が必要
初回の奨学金が振込まれてすっかり安心・・・してはいけません
返還誓約書(借用証書)を提出しないと完了とならないので要注意
※給付の場合は誓約書になります
奨学金に関わる書類の提出期間、提出先、提出方法は各大学によって違うので在籍の学校に確認してください
まとめ
JASSOの奨学金の手続きの大まかな流れ
- 大学からユーザーID,パスワードを所得する
- インターネットで進学届けを提出する
- 大学等奨学生予約採用候補者決定通知などの書類を大学に提出
- 振込を確認
- 初回の振込後に誓約書が届くので記入して提出する
2020入学の新入生は新型コロナウィルスのために説明会も中止になってわからないことだらけですよね 大学の事務局もしまっているので電話が繋がらないこともありますが、わからないまま放置しないでメール等で確認しましょう
そしてたくさんのことを学べるように柔軟な頭と心でいましょう
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